2013年01月29日
第13回 エクラタンNo.40 つづき
Bonjour! Ça va? 毎日寒いですね! この原稿を書いている日の前日は、パリで雪がたくさん降ったとのことです。カフェのひさしには雪が積もり、歩道も真っ白。美しいですね(きっと寒いし交通も不便でしょうけど…)。
さて、前回はパリで取材してきた内容満載のエクラタンNo.40の紹介を少ししました。今日はその続きです!

メインテーマを『フランスの美味しいもの』としたこの号、私も「マレ地区」の美味しいお店をたくさん取材してきました。イタリアンのお店「カルーゾ」のあとは「ア・ラ・ヴィル・ド・ロデーズ」へ。

ロデーズ入口
こちらは1920年創業のシャルキュトリー。シャルキュトリーとはハムやサラミ、ベーコンなどの豚肉加工品の総称であり、それを扱うお店のことも言います。
あいにくこの期間は外壁の工事中で写真は撮れませんでしたが、歴史を感じる重厚な外観がとても素敵です。中に入るととてもこじんまりした店内は、3,4人入ればいっぱいになってしまうほど。そこにハムやサラミが所狭しと吊るされていて、チーズや缶詰などもたくさんです。

このお店の商品は、フランス・オーヴェルニュとルエルグ地方のシャルキュトリーやチーズのお店。オーヴェルニュ地方とはフランスの中南部にある地方で、牧畜・酪農が盛んな地域。チーズを使った郷土料理もたくさんあります。ルエルグ地方も同様に、チーズで有名な地域です。



サラミやハムは注文すると希望の分だけカットしてくれます。香りと歯ごたえが最高です。アペリティフ(食前酒)と一緒に楽しみます。
A la ville de Rodez
22rue Vieille du Temple 75004 Paris
Tel 01 48 87 79 36
続いてお邪魔したのは、ヴォージュ広場の少し北、チュレンヌ通りにある小さな食品店『コルス テロワール』。地中海の島コルシカ島の食材を専門に扱っているお店です。手つかずの自然が残るその島はフランス人の憧れです。名物はクリの粉を使った料理やフルーツ、チーズ。『コルス テロワール』は店主ベルナデットさんのセレクトしたコルシカ島の香り漂う商品でいっぱいです。

ベルナデットさん、少し怖そうなイメージでしたが、お話させてもらうととても感じがよくてやさしい方でした。スタイルも良くてカッコいい!


コッパがおすすめとのことで買ってみました。サラミ系は普段日本ではあまり食べる機会がないのですが、噛みしめたときの風味と香り、食感がやはり他とは違うなと感じました。

テリーヌやムースの瓶詰め

コルシカ島のワイン

濃厚なジャム
私が感動したのはこの店の内観。素朴なようでとても手をかけていて、ディスプレイが素敵に個性的にされているところでした。無造作に朽ちた木の棚に置いてある商品が自然な島の雰囲気を醸し出し、でもモダンな感じもする。この感じはとても新鮮でした。

Corse Terroire
40rue de Turenne 75003 Paris
Tel 01 42 78 08 62
続きはまた次回に!! Merci et a bientôt!
さて、前回はパリで取材してきた内容満載のエクラタンNo.40の紹介を少ししました。今日はその続きです!

メインテーマを『フランスの美味しいもの』としたこの号、私も「マレ地区」の美味しいお店をたくさん取材してきました。イタリアンのお店「カルーゾ」のあとは「ア・ラ・ヴィル・ド・ロデーズ」へ。

ロデーズ入口
こちらは1920年創業のシャルキュトリー。シャルキュトリーとはハムやサラミ、ベーコンなどの豚肉加工品の総称であり、それを扱うお店のことも言います。
あいにくこの期間は外壁の工事中で写真は撮れませんでしたが、歴史を感じる重厚な外観がとても素敵です。中に入るととてもこじんまりした店内は、3,4人入ればいっぱいになってしまうほど。そこにハムやサラミが所狭しと吊るされていて、チーズや缶詰などもたくさんです。

このお店の商品は、フランス・オーヴェルニュとルエルグ地方のシャルキュトリーやチーズのお店。オーヴェルニュ地方とはフランスの中南部にある地方で、牧畜・酪農が盛んな地域。チーズを使った郷土料理もたくさんあります。ルエルグ地方も同様に、チーズで有名な地域です。



サラミやハムは注文すると希望の分だけカットしてくれます。香りと歯ごたえが最高です。アペリティフ(食前酒)と一緒に楽しみます。
A la ville de Rodez
22rue Vieille du Temple 75004 Paris
Tel 01 48 87 79 36
続いてお邪魔したのは、ヴォージュ広場の少し北、チュレンヌ通りにある小さな食品店『コルス テロワール』。地中海の島コルシカ島の食材を専門に扱っているお店です。手つかずの自然が残るその島はフランス人の憧れです。名物はクリの粉を使った料理やフルーツ、チーズ。『コルス テロワール』は店主ベルナデットさんのセレクトしたコルシカ島の香り漂う商品でいっぱいです。

ベルナデットさん、少し怖そうなイメージでしたが、お話させてもらうととても感じがよくてやさしい方でした。スタイルも良くてカッコいい!


コッパがおすすめとのことで買ってみました。サラミ系は普段日本ではあまり食べる機会がないのですが、噛みしめたときの風味と香り、食感がやはり他とは違うなと感じました。

テリーヌやムースの瓶詰め

コルシカ島のワイン

濃厚なジャム
私が感動したのはこの店の内観。素朴なようでとても手をかけていて、ディスプレイが素敵に個性的にされているところでした。無造作に朽ちた木の棚に置いてある商品が自然な島の雰囲気を醸し出し、でもモダンな感じもする。この感じはとても新鮮でした。

Corse Terroire
40rue de Turenne 75003 Paris
Tel 01 42 78 08 62
続きはまた次回に!! Merci et a bientôt!
Posted by eしずおかコラム at 12:00
2013年01月15日
第12回 「エクラタンNo.40」
Bonjour! Ça va?
クリスマス、年末年始といかがお過ごしでしたか?
私は日本のお正月が大好きです!昨年から持ち越した仕事もいくつかありましたが、数日は忘れてゆっくりしました。大掃除をして新年を迎え、お正月料理を食べたり、神社に行ったり、テレビを見たり。今年も1年がんばります!
さて、前回はパリのことを書きましたが、パリで取材してきた内容満載のエクラタンNo.40ができました。

「エクラタン」40号の表紙
40号出してきたんですね。。。いろいろあったなあ。
毎号毎号思い出があります。今回は40号の記念として、拡大判のエクラタンにしました。
メインテーマを『フランスの美味しいもの』とし、南仏のオリーブオイルやパリのワイン(パリでもワインが作られているんですよ!モンマルトルという地区にぶどう畑があり、その収穫祭の模様をリポートしました)、ワインといえばチーズ、その他ジャムやお菓子、シャブリの方から情報をいただいてシャブリワインの特集、フランスのパティシエ紹介、そして美味しいものにちなんだ映画の紹介・・・盛りだくさんです!
私が直接取材に行った記事は『パリジャンでいっぱいのお店』です。
皆さん、もし外国人のお友達が静岡に遊びにきたら、どこにお連れしますか?やっぱり地元らしいものがあるきれいな場所だったり、美味しいものがあるところでしょうね。お友達を連れていきたい「行きつけ」の店はありますか?
パリは大都市ですが、野菜は八百屋、チーズはチーズ屋、もちろんパンはパン屋という感じで、近所の小さな専門店で買い物をする文化がきちんと残っています。最近では、若い方はスーパーなどですべて調達することも多いのかもしれませんが。
パリは至る所にレストランやお店があります。でも、実際地元の人たちはどこをお気に入りにしているのかな、と思ったのが発端。美味しいものをよく知っているパリの人たちで賑わっていて、観光客はいないような、そんな小さなお店を取材してきました。今回集中的に取材したエリアは、古き良きパリとモダンでオシャレなパリが融合する人気のマレ地区です。
まずは1軒目。
パリでは美味しいイタリア料理に巡りあえないとはよく言われる話。フランス人にとってパスタとはお料理の付け合わせであることが多く、しかもクタクタに茹で上がっているのがほとんど。何でだろう~ととても不思議なんですが。。アルデンテのパスタや、美味しいイタリア料理が食べたい!と思ったら「リストランテ カルーゾ」へ行ってみて!

まずはアペリティフにスカンピ(エビ)のフリットを。アツアツプリプリのエビのフライ、オリーブやチーズをつまみつつ、イタリアのアペリティフや白ワインを楽しんでみんなでおしゃべり。この日はおすすめのミニピザも頼みました。

行きつけパリジェンヌの友達のオススメは、ペンネ・アラビアータ。絶妙な茹で加減のペンネと、ちょっぴり辛くてコクのあるアラビアータソースです。美味しかった!(実は私はスパゲッティが食べたくて、ペンネをスパゲッティに代えてもらったんですが!)

店内は満席。スタッフはみんなイタリア出身で、イタリア語の鼻歌や話し声も飛び交います。こちらはエクラタンの表紙にもなった、陽気なギャルソンのお二人。

裏話ですが、この撮影には苦労しました。私が自分に課したミッションとして「混み合っている店内をバックに写真をおさめる!」というのがありました。しかし忙しい時間はお店の人たちも大忙し、お客さんにも迷惑がかかるかも・・・。ほんの一瞬のスキを見つけて、この最高の笑顔をしてくれたお二人に感謝です!!
そうそう、一般的なことですが、(仕事の合間のような毎日の食事でなく)特別な感じで楽しむなら、ゆったりと時間をかけて食事を楽しむことを私はおすすめします。あまりお金のことも気にしないのがスマートですし、そのあたりは覚悟の上準備して行かれるのが良いと思いますよ。フランスの方々は食事にワインがつきものです。また、食事のときにワインを楽しむことは、レストランへのマナーにもなりますね。
あ、、またひとつの話にこんなにたくさん書いてしまいました(笑)。
たくさんある続きはまた次回に!!
Merci et a bientôt!

リストランテ カルーゾ
3 Rue de Turenne 75004 Paris, フランス
Tel +33 1 42 77 06 98
www.ristorantecaruso.fr/
クリスマス、年末年始といかがお過ごしでしたか?
私は日本のお正月が大好きです!昨年から持ち越した仕事もいくつかありましたが、数日は忘れてゆっくりしました。大掃除をして新年を迎え、お正月料理を食べたり、神社に行ったり、テレビを見たり。今年も1年がんばります!
さて、前回はパリのことを書きましたが、パリで取材してきた内容満載のエクラタンNo.40ができました。

「エクラタン」40号の表紙
40号出してきたんですね。。。いろいろあったなあ。
毎号毎号思い出があります。今回は40号の記念として、拡大判のエクラタンにしました。
メインテーマを『フランスの美味しいもの』とし、南仏のオリーブオイルやパリのワイン(パリでもワインが作られているんですよ!モンマルトルという地区にぶどう畑があり、その収穫祭の模様をリポートしました)、ワインといえばチーズ、その他ジャムやお菓子、シャブリの方から情報をいただいてシャブリワインの特集、フランスのパティシエ紹介、そして美味しいものにちなんだ映画の紹介・・・盛りだくさんです!
私が直接取材に行った記事は『パリジャンでいっぱいのお店』です。
皆さん、もし外国人のお友達が静岡に遊びにきたら、どこにお連れしますか?やっぱり地元らしいものがあるきれいな場所だったり、美味しいものがあるところでしょうね。お友達を連れていきたい「行きつけ」の店はありますか?
パリは大都市ですが、野菜は八百屋、チーズはチーズ屋、もちろんパンはパン屋という感じで、近所の小さな専門店で買い物をする文化がきちんと残っています。最近では、若い方はスーパーなどですべて調達することも多いのかもしれませんが。
パリは至る所にレストランやお店があります。でも、実際地元の人たちはどこをお気に入りにしているのかな、と思ったのが発端。美味しいものをよく知っているパリの人たちで賑わっていて、観光客はいないような、そんな小さなお店を取材してきました。今回集中的に取材したエリアは、古き良きパリとモダンでオシャレなパリが融合する人気のマレ地区です。
まずは1軒目。
パリでは美味しいイタリア料理に巡りあえないとはよく言われる話。フランス人にとってパスタとはお料理の付け合わせであることが多く、しかもクタクタに茹で上がっているのがほとんど。何でだろう~ととても不思議なんですが。。アルデンテのパスタや、美味しいイタリア料理が食べたい!と思ったら「リストランテ カルーゾ」へ行ってみて!

まずはアペリティフにスカンピ(エビ)のフリットを。アツアツプリプリのエビのフライ、オリーブやチーズをつまみつつ、イタリアのアペリティフや白ワインを楽しんでみんなでおしゃべり。この日はおすすめのミニピザも頼みました。

行きつけパリジェンヌの友達のオススメは、ペンネ・アラビアータ。絶妙な茹で加減のペンネと、ちょっぴり辛くてコクのあるアラビアータソースです。美味しかった!(実は私はスパゲッティが食べたくて、ペンネをスパゲッティに代えてもらったんですが!)

店内は満席。スタッフはみんなイタリア出身で、イタリア語の鼻歌や話し声も飛び交います。こちらはエクラタンの表紙にもなった、陽気なギャルソンのお二人。

裏話ですが、この撮影には苦労しました。私が自分に課したミッションとして「混み合っている店内をバックに写真をおさめる!」というのがありました。しかし忙しい時間はお店の人たちも大忙し、お客さんにも迷惑がかかるかも・・・。ほんの一瞬のスキを見つけて、この最高の笑顔をしてくれたお二人に感謝です!!
そうそう、一般的なことですが、(仕事の合間のような毎日の食事でなく)特別な感じで楽しむなら、ゆったりと時間をかけて食事を楽しむことを私はおすすめします。あまりお金のことも気にしないのがスマートですし、そのあたりは覚悟の上準備して行かれるのが良いと思いますよ。フランスの方々は食事にワインがつきものです。また、食事のときにワインを楽しむことは、レストランへのマナーにもなりますね。
あ、、またひとつの話にこんなにたくさん書いてしまいました(笑)。
たくさんある続きはまた次回に!!
Merci et a bientôt!

リストランテ カルーゾ
3 Rue de Turenne 75004 Paris, フランス
Tel +33 1 42 77 06 98
www.ristorantecaruso.fr/
Posted by eしずおかコラム at 12:00