2013年06月25日
第22回 おわりに(最終回)
Bonjour! Ça va?
暑い毎日、皆さんいかがお過ごしですか?
でもまだ夏はこれからが本番。ますます暑くなるでしょうね。
実は来月、南フランスに行くのです。夏のフランスは久しぶり。そして、パリに寄らない渡仏は初めて。その日を楽しみにがんばっていこう!と思います。
さて、今回が最後のコラムとなりました。
エクラタンの創刊から、今までのこと、思い出して懐かしく思ったり、知っていただく良い機会となりました。
最終回として、皆さんにお伝えしたいことを書いていきたいと思います。
フランス語を勉強したい皆さん。ぜひ始めてください!
そして本気で話せるようになりたい方。その道は長くて険しいものになるでしょう。フランス語に限らず語学は、教わったからできるというものではありません。常に単語を調べたり、言いたい表現を作ってみたり。単語を繰り返し言って覚えたり。自分で努力しなければ話せるようになんかなりません。そして自信をもって大きな声で話してください。この声の大きさが、日本人の弱いところであると思います。
もしこれから海外に留学しようかなと考えている皆さん。ぜひその思いを実現してください。
たとえ短くても、旅行でなく海外で生活した経験というものは大きいと思います。経験は一生の宝物です。ただ、たとえば親の援助で行けるような幸せな方。感謝の気持ちを忘れず、何か必ず習得してくるぞという意気込みで旅立ってください。使命感をもって毎日過ごすこと、この意識だけでも毎日はずっと有意義なものになります。そして、親への感謝をもち続け、還元をいつか必ずしてください。
フランスへ留学したこと、それを何かの形で活かすこと。どんな形でもよいと思います。やはり、せっかく行くのですから。「活かせる機会と環境がないから」そんなことは誰でも言えます。活かす環境を作ってください。
社会人になって、留学したかった夢をかなえたい皆さん。素晴らしいと思います!目標に向かうのは、年齢は関係ありません。いつだって、旅立てるのです。
夢に描いていたあのフランスの風景が、日常の一部になる。自分の生活の一部になる。そんなこと素敵ですよね。
留学でなくても、何かを始めたいと思っている方、ビジネスを興したいと考えている方。ぜひ第一歩を踏み出してください。何か始めれば、きっと何かがついてくるはずです。何もせずに嘆いているよりも、何か始めて失敗するほうがまだ成長があると思います。
私はと言えば、この10年間、毎日が試行錯誤で、失敗の連続でした。自信を喪失したり、もう辞めようかと思ったり。でも、同時にたくさんの出逢いと達成感も味わいました。
これからどうしていくのか。私にも分かりません。
エクラタンをいつまで続けていくのかも。
今までは、もちろん毎回ステップアップしながらも、頑に続けることに意義があると続けてきました。でも今後はもう一歩進んだ考え方をしなければいけません。
ただ、今まで少しずつ作ってきた自分の中の「軸」は、これからも私の中心にあると思います。それを自信と武器に、これからも前を進んで行きたいです。
冒頭に書きましたが、来月フランスへ行きます。
エクラタンや、今後の活動の素材になるようなものをたくさん集めてきて、必ずそれを発揮したいと思います。楽しみにしていてくださいね。
いままで私のつたないコラムを読んできてくださった皆さん、本当にありがとうございます。
そしてこういう機会を作ってくださったeしずおかの皆さん、ありがとうございました。
いつか、エスパス・エクラタンやイベントに遊びにきてくださいね!!
Merci beaucoup et à bientôt!
山本ひとみ
**********************
本コラム「エクラタン日々」は今回が最終回です。
これまでに紹介した映画は全22本。コラムは下記からお読みいただけます。
第2回 私のフランス留学回想
第1回 『エクラタン』のはじまり
暑い毎日、皆さんいかがお過ごしですか?
でもまだ夏はこれからが本番。ますます暑くなるでしょうね。
実は来月、南フランスに行くのです。夏のフランスは久しぶり。そして、パリに寄らない渡仏は初めて。その日を楽しみにがんばっていこう!と思います。
さて、今回が最後のコラムとなりました。
エクラタンの創刊から、今までのこと、思い出して懐かしく思ったり、知っていただく良い機会となりました。
最終回として、皆さんにお伝えしたいことを書いていきたいと思います。
フランス語を勉強したい皆さん。ぜひ始めてください!
そして本気で話せるようになりたい方。その道は長くて険しいものになるでしょう。フランス語に限らず語学は、教わったからできるというものではありません。常に単語を調べたり、言いたい表現を作ってみたり。単語を繰り返し言って覚えたり。自分で努力しなければ話せるようになんかなりません。そして自信をもって大きな声で話してください。この声の大きさが、日本人の弱いところであると思います。
もしこれから海外に留学しようかなと考えている皆さん。ぜひその思いを実現してください。
たとえ短くても、旅行でなく海外で生活した経験というものは大きいと思います。経験は一生の宝物です。ただ、たとえば親の援助で行けるような幸せな方。感謝の気持ちを忘れず、何か必ず習得してくるぞという意気込みで旅立ってください。使命感をもって毎日過ごすこと、この意識だけでも毎日はずっと有意義なものになります。そして、親への感謝をもち続け、還元をいつか必ずしてください。
フランスへ留学したこと、それを何かの形で活かすこと。どんな形でもよいと思います。やはり、せっかく行くのですから。「活かせる機会と環境がないから」そんなことは誰でも言えます。活かす環境を作ってください。
社会人になって、留学したかった夢をかなえたい皆さん。素晴らしいと思います!目標に向かうのは、年齢は関係ありません。いつだって、旅立てるのです。
夢に描いていたあのフランスの風景が、日常の一部になる。自分の生活の一部になる。そんなこと素敵ですよね。
留学でなくても、何かを始めたいと思っている方、ビジネスを興したいと考えている方。ぜひ第一歩を踏み出してください。何か始めれば、きっと何かがついてくるはずです。何もせずに嘆いているよりも、何か始めて失敗するほうがまだ成長があると思います。
私はと言えば、この10年間、毎日が試行錯誤で、失敗の連続でした。自信を喪失したり、もう辞めようかと思ったり。でも、同時にたくさんの出逢いと達成感も味わいました。
これからどうしていくのか。私にも分かりません。
エクラタンをいつまで続けていくのかも。
今までは、もちろん毎回ステップアップしながらも、頑に続けることに意義があると続けてきました。でも今後はもう一歩進んだ考え方をしなければいけません。
ただ、今まで少しずつ作ってきた自分の中の「軸」は、これからも私の中心にあると思います。それを自信と武器に、これからも前を進んで行きたいです。
冒頭に書きましたが、来月フランスへ行きます。
エクラタンや、今後の活動の素材になるようなものをたくさん集めてきて、必ずそれを発揮したいと思います。楽しみにしていてくださいね。
いままで私のつたないコラムを読んできてくださった皆さん、本当にありがとうございます。
そしてこういう機会を作ってくださったeしずおかの皆さん、ありがとうございました。
いつか、エスパス・エクラタンやイベントに遊びにきてくださいね!!
Merci beaucoup et à bientôt!
山本ひとみ
**********************
本コラム「エクラタン日々」は今回が最終回です。
これまでに紹介した映画は全22本。コラムは下記からお読みいただけます。
第2回 私のフランス留学回想
第1回 『エクラタン』のはじまり
Posted by eしずおかコラム at 12:00
2013年06月11日
第21回 仕事のスタイルについて
Bonjour! Ça va?
暑い日が続いていますね。みなさんバテたりしていませんか?
早いもので、私がこのブログを担当させていただいてから1年が経とうとしています。
ブログも今回と、次回、残すところあと2回。
この2回で何を書こうか迷いますが、きっと女性の読者さんが多いでしょうから、私の女性としてのライフスタイルを(初めて)書いてみたいと思います。
実は、私は個人的なことを語るのが好きではありません。
いろいろな偏見や、誤解が怖いのかもしれません。
また、私個人の性格やステータスよりも、自分の仕事・作品(=たとえばエクラタン)の方を見てもらいたい、そう考えるからです。
これはどんな人が作っているのかな・・・、そう思っていただけるって素敵だと思います。
興味のない冊子だったらそう思っていただけないから。だからあえてあまり自分を出さずに来ました。これからもそうすると思います。
ただちょっと、今回をいい機会として、少し書いてみようと思いました。
私は東京で仕事をしている間に結婚し、夫の都合で仕事を辞め静岡に来ました。入りたくて入った会社、とても面白い仕事だったので、残念でしたが。その時妊娠をしていたので、もちろん静岡に来てすぐは職を探せず専業主婦。それまでが過酷な仕事の毎日だったので、ゆっくりできていい機会でした。出産も控えていましたし。
子どもが生まれ、しばらくは育児に。友達も少ない静岡での生活は正直寂しかったです。なんだかのんびりしていて、自分はこれでいいのかなと不安になりました。人前でしゃべることからも離れ、今後社会に復帰できるのか心配でした。
育児に忙しい毎日、子どもがお昼寝しているときか夜寝てくれているときだけが自分の勉強の時間でした。Macを購入し、いろいろなイラストを描いたりレイアウトをする練習をしました。フランス語も忘れないように勉強したり。
ベビーカーでの散歩のついでに、静岡でのフランスの情報収集。そうしていくうちに、子どもが1歳にも満たないころから、エクラタンを創刊しました。もちろん、編集の時間なんて1日にちょっとしか取れません。最初のころはページを折る作業も毎日深夜に自分でやっていたので、親指の皮がツルツルになるくらいほどでした。
エクラタンを配る際、ベビーカーを押していろいろなお店に打診。好意的に置いてくれる方が多い中、あるお店で「そんな小さな子を連れてまでやってんの?」と言われました。
すごく悲しくて、帰り道とぼとぼ泣いて帰った思い出があります。
エクラタンを見て、ご連絡をいただくこともあったのですが、アポを取るにも子どもがいては思うようにいきません。チャンスを逃すこともありました。
子どもは可愛くて愛しています。でも時々自分のやりたいこととの狭間で思い悩むこともあるのは、世の中のお母さん皆そうでしょう。
お子さんがいるからね~、と言われるのがとても嫌いでした。
何だか片手間にやっているように取られる気がして。
そこで私は、自分のステータスを言わないことを決意したのです。
家庭を持っているということ、そういう情報だけで女性の場合、経済的に自立しなくても趣味でやっているとか、そういう勝手な発想が嫌いでした。また、自分の意志でなく家族の都合で予定をキャンセルしたりということが私は好きではなかったので、たとえやむなくそういう理由があっても、相手が自分の情報を知らなければ、そう伝わらないはずです。
自分の時間がうまく取れないなら、何とか相手と時間を合わせられるように工面する。その日その時間はダメなんです、とは言わず、なんとか水面下でバタバタしつつ調整する。頼れる人は近くにいませんでしたが、いかにもカンタンに合わせたように何とかとする。母としては自分だけの都合で動けることが少ないですが、それを仕事相手には感じさせないよう努力しました。
自分自身で時間をかけて仕事のスタイルを築き、たとえば自宅のキッチン横スペースに仕事場を作り、家で仕事ができる環境に整えました。昼間できないことは夜やって、あまり寝られない日も多々あります。
子どもがいるから、結婚しているからできない、ということはないのです。ただ、子どもがいるから、結婚しているから、という言い訳も嫌です。実際たくさんの規制はありますが、だからといって何かのせいにしたくない。無理する必要はありませんが、そういうことを感じさせない仕事のスタイルを心がけてきました。
ですから、長年一緒にお仕事させていただいている方々も、私が独身だと思っていることも多々。でもそういう感覚が心地よいと感じています。
今私がこうして独立して活動ができているのは、もちろん家族のおかげ。家のことがかなりおろそかになってしまう時もありますが、仕事に関しては、一人前にやることを条件に厳しく接してくれた夫のおかげで成長しています。子どもも大きくなって、今は一番のサポーターです。
Merci et à bientôt!
暑い日が続いていますね。みなさんバテたりしていませんか?
早いもので、私がこのブログを担当させていただいてから1年が経とうとしています。
ブログも今回と、次回、残すところあと2回。
この2回で何を書こうか迷いますが、きっと女性の読者さんが多いでしょうから、私の女性としてのライフスタイルを(初めて)書いてみたいと思います。
実は、私は個人的なことを語るのが好きではありません。
いろいろな偏見や、誤解が怖いのかもしれません。
また、私個人の性格やステータスよりも、自分の仕事・作品(=たとえばエクラタン)の方を見てもらいたい、そう考えるからです。
これはどんな人が作っているのかな・・・、そう思っていただけるって素敵だと思います。
興味のない冊子だったらそう思っていただけないから。だからあえてあまり自分を出さずに来ました。これからもそうすると思います。
ただちょっと、今回をいい機会として、少し書いてみようと思いました。
私は東京で仕事をしている間に結婚し、夫の都合で仕事を辞め静岡に来ました。入りたくて入った会社、とても面白い仕事だったので、残念でしたが。その時妊娠をしていたので、もちろん静岡に来てすぐは職を探せず専業主婦。それまでが過酷な仕事の毎日だったので、ゆっくりできていい機会でした。出産も控えていましたし。
子どもが生まれ、しばらくは育児に。友達も少ない静岡での生活は正直寂しかったです。なんだかのんびりしていて、自分はこれでいいのかなと不安になりました。人前でしゃべることからも離れ、今後社会に復帰できるのか心配でした。
育児に忙しい毎日、子どもがお昼寝しているときか夜寝てくれているときだけが自分の勉強の時間でした。Macを購入し、いろいろなイラストを描いたりレイアウトをする練習をしました。フランス語も忘れないように勉強したり。
ベビーカーでの散歩のついでに、静岡でのフランスの情報収集。そうしていくうちに、子どもが1歳にも満たないころから、エクラタンを創刊しました。もちろん、編集の時間なんて1日にちょっとしか取れません。最初のころはページを折る作業も毎日深夜に自分でやっていたので、親指の皮がツルツルになるくらいほどでした。
エクラタンを配る際、ベビーカーを押していろいろなお店に打診。好意的に置いてくれる方が多い中、あるお店で「そんな小さな子を連れてまでやってんの?」と言われました。
すごく悲しくて、帰り道とぼとぼ泣いて帰った思い出があります。
エクラタンを見て、ご連絡をいただくこともあったのですが、アポを取るにも子どもがいては思うようにいきません。チャンスを逃すこともありました。
子どもは可愛くて愛しています。でも時々自分のやりたいこととの狭間で思い悩むこともあるのは、世の中のお母さん皆そうでしょう。
お子さんがいるからね~、と言われるのがとても嫌いでした。
何だか片手間にやっているように取られる気がして。
そこで私は、自分のステータスを言わないことを決意したのです。
家庭を持っているということ、そういう情報だけで女性の場合、経済的に自立しなくても趣味でやっているとか、そういう勝手な発想が嫌いでした。また、自分の意志でなく家族の都合で予定をキャンセルしたりということが私は好きではなかったので、たとえやむなくそういう理由があっても、相手が自分の情報を知らなければ、そう伝わらないはずです。
自分の時間がうまく取れないなら、何とか相手と時間を合わせられるように工面する。その日その時間はダメなんです、とは言わず、なんとか水面下でバタバタしつつ調整する。頼れる人は近くにいませんでしたが、いかにもカンタンに合わせたように何とかとする。母としては自分だけの都合で動けることが少ないですが、それを仕事相手には感じさせないよう努力しました。
自分自身で時間をかけて仕事のスタイルを築き、たとえば自宅のキッチン横スペースに仕事場を作り、家で仕事ができる環境に整えました。昼間できないことは夜やって、あまり寝られない日も多々あります。
子どもがいるから、結婚しているからできない、ということはないのです。ただ、子どもがいるから、結婚しているから、という言い訳も嫌です。実際たくさんの規制はありますが、だからといって何かのせいにしたくない。無理する必要はありませんが、そういうことを感じさせない仕事のスタイルを心がけてきました。
ですから、長年一緒にお仕事させていただいている方々も、私が独身だと思っていることも多々。でもそういう感覚が心地よいと感じています。
今私がこうして独立して活動ができているのは、もちろん家族のおかげ。家のことがかなりおろそかになってしまう時もありますが、仕事に関しては、一人前にやることを条件に厳しく接してくれた夫のおかげで成長しています。子どもも大きくなって、今は一番のサポーターです。
Merci et à bientôt!
Posted by eしずおかコラム at 12:00